キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)

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キッセイ文化ホール 金井館長あいさつ

  

金井館長  4月1日、館長に就任いたしました。長野県の文化拠点としての役割を発揮し、皆さんに喜んでいただける活動と円滑な運営のために力を尽くしていきたいと思います。
 文化芸術は、人間の魂の表現であります。私たちの感性を刺激し、心を育て生活に潤いと生きがいをもたらします。時にはその出会いが、一生を左右することさえあります。
 私自身の文化芸術との出会いは、小学校2年の時、母と神奈川県葉山の映画館で『私は貝になりたい』(1959)を見たことに始まります。フランキー堺演じる主人公が、「どうしても、生まれ変わらねばならないのなら、私は貝になりたい」と遺書を読む場面では、胸がつまり涙がこぼれたのを、今でもはっきりと覚えています。
 グスタフ・マーラーの交響曲第5番との出会いも忘れられません。 学生時代、 ラジオから流れてきたこの曲に魅了され、現在まで親しんできました。中でも、このホールの「2015 セイジ・オザワ松本フェスティバル」での圧倒的名演には、鮮烈な感動を味わいました。

 これらの文化的体験は、私にとって人生の宝物です。 今回館長に就任し、このホールで多くの方々に、新たな感動体験を味わっていただけたらと、願うところであります。
 具体的には、次のような内容を実施できたらと考えています。

1. 地域の文化拠点として優れた文化芸術の提供と新たな文化創造への支援活動
 現在実施している県民参加型のクラシック演奏会と演劇公演の推進。自主事業「まつぶん寄席」に「小学校での落語ワークショップ」も加えた伝統芸能の普及活動。「まつぶん寺小屋」的な学びの場の充実。新たに映画を核とする事業として、上映会や「映像フェスティバル」の開催。

2. 地域の文化を担う方々や団体と連携、 伝統の継承と創造的発信への貢献
 地域の芸術団体や高文連、ボランティアと連携して地域ゆかりの話題による劇の上演。
「まつぶんギャラリー」として、美術・書道展や中高生作品展の充実。さらに、地域の伝統文化の紹介や長野県お祭り広場的イベントの開催。

3.次代を担う子どもや若者への文化芸術に触れる機会の提供と創造への支援
「しばふコンサート」の 継続と、そこから育った子供たちへの文化支援活動。青少年の文化活動を支援する事業を通して、次代の文化芸術を担う若者の育成。「親子・こども名画鑑賞会」の開催。

4. 文化拠点である会館から外に向かって発信するアウトリーチ活動の充実
 県内の会館や教育、医療、福祉機関と連携し、現在実施している出前寄席や「お出かけコンサート」の他に、「名画鑑賞会」等のアウトリーチ活動の展開。

5.国際文化交流の積極的な推進
「セイジ・オザワ松本フェスティバル」では、推進スタッフとし て支援・交流を推進。
 地域在住の外国人に音楽ボランティアへの参加を積極的に呼びかけ、「しばふコンサート」での演奏やお話による出演を要請。エントランスでのピアノ演奏とお話による国際交流。

 開館から27年、先人の皆様が培ってきた活動を継承しつつ、一層の発展を図っていきたいと考えます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

                  キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
                          館長 金井 貞徳


長野県松本文化会館

長野県松本市水汲69-2

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